らくさいでアートのイベントをするということ
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さいきん上桂に引っ越しました。カーテンがないので日焼けが止まりません。
洛西でアートイベントをするということ。
とは言っても、西京区で、洛西でアートのイベントをやる意味って? 洛西でアートのイベントをするのならどんなものであるべきだろう? 私たちはそんなことを考えました。
洛西の特徴はやはり「ベッドタウン」。家族が住む、家族が待つ、家族の町です。運営スタッフにも、家族で洛西ニュータウンに住み子育てをしている人がいます。
親子連れやお年寄りも、もれなくみんなが楽しめるイベントにしたい。そんな思いがありました。
そしてもうひとつ。これからの洛西について考えたとき、ひとつのキーとなったのは「日常の中にアートを」ということでした。
日常の中にアートを。らくさいアートスタイルに託した私たちの思い。
日本では「芸術」はカギカッコ付きの存在、どこか仰々しくて日常とかけ離れたものとして感じている方も少なくはないかもしれません。
一方、ニュイ・ブランシュ発祥の地でもあるパリの街にはあちこちに路上の絵描きやストリートミュージシャンがいて、日常のすぐ隣にアートや音楽が存在しています。洛西も、そんなパリのような町になったら楽しいんじゃないでしょうか。
5年後、10年後の洛西の暮らし。街に出ればあちこちに芸術があふれていて、子供は物心つく前からたくさんのアートを見、音楽を聴いて育つことができる。多様な芸術を知ることは、きっと多様な人間を受け入れる器にもなるはず。
そして、らくさいアートスタイルできゃっきゃと笑っていた子供が大人になったとき、あのイベントに出たい! と思ってもらえるようなイベントになれるよう。そんな近い将来を目指して、私たちはこのイベントを立ち上げました。らくさいアートスタイル、第一回目の今回が、そんな未来を作る一歩目になればと思っています。